「はぁ…はぁ…はぁ…怖かった…」




腰が抜けてしまい、そのまま玄関へと座り込んでしまった。




「あれ?花?おかえり。そんなに疲れた様子でなにかあったの?」




エプロン姿のお母さんがきょとんした様子でやってきた。




お母さんを心配させるわけにはいかないもんね。




「ううん、なんでもない!雨だったから早く帰りたくて」




「そっか。風邪ひかないように早く服着替えるんだよ」




「はーい」




そしてこの日を境に、ストーカー行為がどんどんとエスカレートしていったのだった。