俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

午後の授業が始まり、私はぼんやりと窓の外を眺めてた。




あっ…また雨降ってきた。

今日降らないって天気予報言ってたのに~…




カバンに折り畳み入ってたっけな。




そんなことを考えていると、ふと視界の端に柊くんが映った。




最近、柊くんとはまともに話していない。




先生の雑用がここ最近ずっとなく、隣の席でも基本寝てるから、特に話す用がなかった。




最後に話したのはあの雑用以来…

私が柊くんを下敷きにしてしまった時だ。




あんなのファンの子にバレたら、私絶対やばかったよね。




誰にも見られてなくてよかった~




と、胸を撫で下ろした。