「は?んなわけねーだろ。第一、俺女嫌いだから」




「だよな?じゃあ、俺ら花ちゃんとこれから遊ぶ約束あるんで」




そう言って男の子たちは再び私を連れて行こうとしたのだった。




「ちょっ…!そんな約束してないっ…いた、いって…」




右足の捻挫が痛む。




捻挫していることを知らない彼らは、私を無理矢理引っ張る。




すると、




「女は嫌いだけど、こいつに用あるから連れて行かれると困るんで」




「へっ?」




柊くんは私の手首から男の子の手を引き離し、自分のほうへと引き寄せたのだった。