俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】

「――――――!――――――花!」




あれ…誰かが、私を…呼んでる…




ぼんやりとする意識の中、薄っすらと目を開く。




「花!起きろ!」




誰…?




「だ、れ…?」




霞む視界の先で、誰かが私を必死に呼んでる。




「絶対助けてやるから…!頑張れ!」




だめ、力が出ない…




再び、私は意識を手放したのであった。