【絢人side】
1週間の謹慎が解け
また今日から学校が始まる。
梨心からのLINEを見て、遠いけど、コンビニに行く。
普通なら方向が真逆のやつとかなんか
一緒に登校しねーよ。
まあでも、梨心様のお願いなら
聞かざるを得ない。
コンビニつくと梨心はもう先に来ていて、俺は自転車だったから梨心を後ろに乗せて学校に行く。
こいつ、何も気にすることなく俺の腹に手ぇ回してくっから
俺は必死で平然を装う。
まあだいたいのことはわかると思うけど、俺は梨心のことが好きだ。
多分、俺の一目惚れ。
俺は小学生の時から人間関係が下手くそだった。何かあればすぐ暴力して
みんな俺からすぐ離れてく。
だから中学にあがっても俺はずっとひとりでいた。最初は取り巻きみたいなヤツもいたんだけど、
俺の横暴さに結局はみんな離れてく。
だからもうやめようって思ってた。
友達なんていらねーし、
ひとりで生きていけるし(実際のところ俺は今ひとり暮らしだ)。
どうせ信頼しても裏切られるし、
俺だって誰かを裏切らねえ自信なんてねえ。
でも違った。
入学式の日、たまたま校門で見かけたやつがいて、
スタイルいいし色白いし可愛いし
まさか1年生だと思うはずもなかったんだけど。
そいつずっとボーッと遠い目してた。
なんか俺と同じ匂いしてさ。
まあ、俺の勘違いかもしれねーけど?
昔から、俺が歩くと道が開けた。
だからクラス表も、人だかりすごかったけどすぐ見れたし、
D組とだけ確認して教室に向かった。
教室に入るやいなや、少ししか集まってないクラスメイトからの視線は痛かったわけだ。
さすがの俺も泣いたぜ?
勘弁してくれよ、と。
んで机に伏せてたんだけど5分後くらいに隣の席に人が座ったから
パッと顔を上げた。好奇心だよただの。
俺運命かと思っちゃったよ?
だって校門で見かけたあいつが
横に座ってんだもん。
んで、俺の顔ずっと見てくんの。
なんのブレもないその瞳に俺は吸い込まれそうになった。大袈裟かもしんないけど。
多分そん時に、俺は一目惚れした。
綺麗なダークブラウンの髪の毛に、長いまつ毛、二重で、真っ黒で大きな瞳。
すっとした鼻と、ぷるぷるの唇。
多少のメイクはしてるんだなと思ったけど
んー、ひとことで言うと、眩しい?笑
そんなことを考えてるうちに俺の口は動いてた。
んで、気づいたら俺には友達、という名の、好きな人が出来ていた。
そいつが今、俺のチャリの後ろに乗って、俺の腹に手ぇ回してんだ。
学校に近づくやいなや、
1年とみられるヤツからのヒソヒソ声。
梨心はなんも気にしてないようだったが
俺は正直うれしかった。
"休み明けにラブラブ登校かよ"とか
"あの2人超お似合いだよね"とか。
教室に入っても、デキてるだの何だの言われて流石に梨心はウザがってたと思うけど。
でも俺はその後の担任の声で耳を疑った。
俺が謹慎中の間梨心はちゃんと学校行ってると思ってたから。
でも違った。
「西村もやっと学校来たのか」
担任の声で
俺の頭ん中は疑問だらけだ。
梨心はバツが悪そうな顔をして俺を見た。
でもこの1週間のうちで
暇があれば梨心とLINEをしてたけど
梨心はずっと、学校暇だとか
友達いないだとか、
あたかも学校にいるようなLINEを送ってきてたから。
なんで俺に嘘ついたんだって、そう思ったらイライラしてきて。
俺が短気なのは今に知ったことじゃないんだけど。
その後俺は梨心を屋上に呼び出した。
1週間の謹慎が解け
また今日から学校が始まる。
梨心からのLINEを見て、遠いけど、コンビニに行く。
普通なら方向が真逆のやつとかなんか
一緒に登校しねーよ。
まあでも、梨心様のお願いなら
聞かざるを得ない。
コンビニつくと梨心はもう先に来ていて、俺は自転車だったから梨心を後ろに乗せて学校に行く。
こいつ、何も気にすることなく俺の腹に手ぇ回してくっから
俺は必死で平然を装う。
まあだいたいのことはわかると思うけど、俺は梨心のことが好きだ。
多分、俺の一目惚れ。
俺は小学生の時から人間関係が下手くそだった。何かあればすぐ暴力して
みんな俺からすぐ離れてく。
だから中学にあがっても俺はずっとひとりでいた。最初は取り巻きみたいなヤツもいたんだけど、
俺の横暴さに結局はみんな離れてく。
だからもうやめようって思ってた。
友達なんていらねーし、
ひとりで生きていけるし(実際のところ俺は今ひとり暮らしだ)。
どうせ信頼しても裏切られるし、
俺だって誰かを裏切らねえ自信なんてねえ。
でも違った。
入学式の日、たまたま校門で見かけたやつがいて、
スタイルいいし色白いし可愛いし
まさか1年生だと思うはずもなかったんだけど。
そいつずっとボーッと遠い目してた。
なんか俺と同じ匂いしてさ。
まあ、俺の勘違いかもしれねーけど?
昔から、俺が歩くと道が開けた。
だからクラス表も、人だかりすごかったけどすぐ見れたし、
D組とだけ確認して教室に向かった。
教室に入るやいなや、少ししか集まってないクラスメイトからの視線は痛かったわけだ。
さすがの俺も泣いたぜ?
勘弁してくれよ、と。
んで机に伏せてたんだけど5分後くらいに隣の席に人が座ったから
パッと顔を上げた。好奇心だよただの。
俺運命かと思っちゃったよ?
だって校門で見かけたあいつが
横に座ってんだもん。
んで、俺の顔ずっと見てくんの。
なんのブレもないその瞳に俺は吸い込まれそうになった。大袈裟かもしんないけど。
多分そん時に、俺は一目惚れした。
綺麗なダークブラウンの髪の毛に、長いまつ毛、二重で、真っ黒で大きな瞳。
すっとした鼻と、ぷるぷるの唇。
多少のメイクはしてるんだなと思ったけど
んー、ひとことで言うと、眩しい?笑
そんなことを考えてるうちに俺の口は動いてた。
んで、気づいたら俺には友達、という名の、好きな人が出来ていた。
そいつが今、俺のチャリの後ろに乗って、俺の腹に手ぇ回してんだ。
学校に近づくやいなや、
1年とみられるヤツからのヒソヒソ声。
梨心はなんも気にしてないようだったが
俺は正直うれしかった。
"休み明けにラブラブ登校かよ"とか
"あの2人超お似合いだよね"とか。
教室に入っても、デキてるだの何だの言われて流石に梨心はウザがってたと思うけど。
でも俺はその後の担任の声で耳を疑った。
俺が謹慎中の間梨心はちゃんと学校行ってると思ってたから。
でも違った。
「西村もやっと学校来たのか」
担任の声で
俺の頭ん中は疑問だらけだ。
梨心はバツが悪そうな顔をして俺を見た。
でもこの1週間のうちで
暇があれば梨心とLINEをしてたけど
梨心はずっと、学校暇だとか
友達いないだとか、
あたかも学校にいるようなLINEを送ってきてたから。
なんで俺に嘘ついたんだって、そう思ったらイライラしてきて。
俺が短気なのは今に知ったことじゃないんだけど。
その後俺は梨心を屋上に呼び出した。
