ある土曜日、

樹が、明日休みだからと昨日行ったのを
覚えている。

あたしは、7時くらいにおきたけど、


樹は、起こさなかった。

疲れてるだろうから。


普通だったら、休日休みなら、

デート行こうって、普通なら、そうなるけど


あたし達は、ちがった。


あたしが、なんだけど。


お昼のパスタ作ってて、出来上がった頃


樹が驚いた感じで起きてきた。


【今って何時?!】

『12時過ぎだよー、おはよ!』




俺は今日休みだった。

あすかは、学生だからどうしても土日が休み

だから、今日は、ラッキーだった。

でも、起きたのはお昼、

ビックリした。起きれない自分にではなく

何事もなかったように、

お昼を作りながら、おはよ、というあすかに

俺は、心の中で、

【あすか、ごめん】って思った。

デートも全然できずに、

これが原因で、付き合っても続かなかったのに


あすかは、やっぱり、我慢してるのかな。



起きた俺は、あすかにギューって

抱きしめた。


『ふふ、おはよー。ご飯出来てるよ

ちなみに、パスタだよ』


俺が食べている間にあすかはと言うと、

寝ちゃってた。可愛い。

掃除も洗濯も、あすかが全部してくれる。

学校で平日できないからって、

土日でやってくれる。

俺が仕事でも、文句一つ言わないで、

本当に、俺にはもったいないぐらいの

素敵な彼女。