怖いぃ…痛いぃ…痺れるぅ…って、


ちょっと待て。俺。


俺は振っていた頭をピタっと止めると、パッと顔を上げた。


俺は…なにやってんだ…?


ん?


俺は眉間に皺を寄せながら目線を上へと向けた。


えっと…はっ!!


掃除…


ピンポーン…ーー


うぎゃっ!!


突然、響き渡ったインターホンの音に、俺はビクっと肩を震わせた。


まさか…


ガチャ…


『翔馬~』


『翔馬く~ん…』


やっぱり…


その声を聞いた瞬間、俺はガクっと肩を落とした…


と、同時に俺は全てを諦めた。