『なんだったんだろうね?』


『さぁ…?』


俺と西野は互いに顔を見合わせると、ニコっと微笑み合った。


『っていうか、関谷の奴…大袈裟すぎんだよなぁ~』


そして頭の後ろで両手を組みながらベッドに寝転がると、俺はチラッと西野を見た。


『でも…翔馬く…じゃなくって、有間…』


『翔馬でいいよ。』


『えっ?』


目を見開いた西野を見つめながら、俺はフッと笑みを零した。


『どうせ如月が…』


『うん。ありがとう。翔馬くん。』


そして言いかけた俺を遮り、西野はにっこりと微笑んだ。