『ふふっ…なんか…先生と有間くん面白すぎて…ははっ…』


半笑いで話す西野を見ながら俺と関谷はポカンと口を開けた。


『っていうか、先生…用あるんじゃ…』


『あっ!!』


突然、声を上げた関谷はパッと時計を見るとドアに向かって歩き出した。


そしてドアノブに手を掛けたところでパッと後ろ振り返ると、


『西野っ!!お前は楽になったら教室に戻ってよしっ!!』


『はい。』


『よろしい。』


『そして有間っ!!』


なんだ?


『お前は今日の晩飯に肉でも食って、その顔色どうにかしてこい!でっ、明日、ちったぁマシになってたら、中山にチクんの考え直してやる!!』


最後にニコっと笑みを残し、保健室から去って行った。