へっ?如月?


俺は如月の席をパッと見た。


『えっ?』


するとそこに如月の姿はなく…


『アイツは…先に教室帰った…はず?』


俺は根岸を見つめながら首を傾げた。


『はぁ?』


『だから…』


『あっ!!』


ん?


突然、俺を指差した根岸は目を見開くと一変、ニヤリと意味深に笑った。