『ありがとな。西野。』


『へっ?』


俺は西野の頭をポンポンっと叩くとニコっと笑顔を向けた。


よしっ!!


そして気合いを入れ直すと、


『じゃあ、俺…行ってくるから。』


『あっ…あぁ、行ってらっしゃい。』


手を振る西野に手を振り返しながら、屋上に向かって走り出した。