うぅ~


何処だぁ~?


俺は立ち止まると、はぁっと大きく息をした。


そして突然、飛び出して行った如月を捜すべく、キョロキョロと辺りを見回した。


んん~


何処にもいねぇ…


『っていうか、足…早すぎじゃね?』


俺はその場にうずくまると頭をガシガシと掻いた。