先輩の笑顔に惚れました*。


『うをぉーー!』


不意に外から叫び声が聞こえた


「えっ」

「ん?どうかした?」

「今、外から何か声が聞こえなかった?」

「何も聞こえなかったよ、気のせいじゃない?」

どうやら紅花にしか聞こえていなかった様だ

「なら良いんだけどね ...」



―バン!

『痛っ! このやろ! ...あ、壁か』



「ねぇ、今度こそ何か聞こえなかった?」

「え、聞こえなかったよ?」

「そっか、そうだよね」


(こんなに中が煩いんだもん、聞き間違いだよね)

彼女は自分に言い聞かせるようにそう思う事にした


が、


―ドンドンドン

『誰か、開けてー!』


さっきよりもハッキリ聞こえる声

さすがに皆は気付き、扉に目を向ける


『誰かー!』

―ガチャ

「やっと開けてくれたー」

「開いてましたよ」

「そうなの!?」


やっちまったぜ! と自分の頭を叩く、天野苺