そんな中、やはり苺が口を開けた
「へー! 朱里ちゃんって言うんだー!
そんな感じするー!」
「お前さっきの聞いてなかったのかよ?」
隣の席の男子が苺にだけ聞こえるように話す
だが、苺の耳には届いていない
朱里は一瞬眉を歪めたが、すぐに真顔に戻り自分の本に見を通す
「私の自己紹介聞いた〜?
もう一度するね〜! 天野 苺です♪
可愛い名前でしょ? 私この名前お気に入りなの!」
「おい! 話しかけない方がお前の為だぞ」
またまた隣の席の男子は苺に話しかける
が、やはり同じ事
苺は反応を示さない
隣の席の男子はため息をつき、顔を伏せた
「あとね、私イチゴが1番好きな食べ物なの♪」
「…あっそ」
「だからね、お家にいつも…ん!?」
「先生、皆さんの自己紹介が中断されているんですが時間は平気なんでしょうか?
早く進めてほしいと言ったはずですが」
朱里は凄く面倒臭そうに苺から目を話し、桜先生に話しかける
―ガタッ
しばらく黙っていた苺は、勢い良く席を立ち
「私、朱里ちゃんと合う気がする!」
「…は?」
「絶対に仲良くなってみせるから!」
そう言った苺は、朱里の手を掴みブンブン振った

