「えっ、なにこれぇ〜??
ちょー汚いぃ〜雑巾??(笑)」

クラスの中心人物で令嬢の麗華がクラスのみんなに聞こえる声で話す。

「ちょっ、麗華。(笑)
それタオルだし。宇佐美 千冬のだし(笑)」

「麗華に千冬菌が移るぅ〜」

「キモいね〜ww」

「ほんまね〜wwww」


結花、瑠奈、愛奈、咲の順番に話してきた。

当然、クラス中に響いてみんな静まっているし

私の耳にも嫌でもはいっている。


(はぁ……………、めんどくさいな…………)

私は心の中でそうつぶやいた。もううんざりだ。

私は、宇佐美 千冬。14歳

何も目立つことがない。

だから普通に普通の人のように生きている。

家族にも心配かけたくない。だからかくして生きてる。

上の学年に兄も姉もいるから絶対に心配させたくない
兄にも姉にも負担をかけさせたくない

だから、今は今だけは耐えるんだよ。