目が覚めると、保健室にいた。

頭に少しの痛みを感じた。

(私、確か廊下で倒れたんだ…………)

体を起こすと、カーテンから一人の顔がひょこっと出した。

(えっ?!)

「先生。起きたよ宇佐美さん」


「あらっ、よかった〜
でも、私これから出るからな〜
七瀬。お前の出番だ。じゃあとは頼んだ!」

そういって、保健室の先生がでていった。

「で、大丈夫?急に前から倒れるからさ」

そういって、コーヒーが入った紙コップを渡してくれた。

「あ、ありがとうございます。大丈夫です」

(なんで、、私のこと知ってるんだろう)

「あの、なんで私のこと知ってるんですか?」

紙コップを強めに握りしめた。

「なんでって言われてもさ去年同じクラスだし、今も同じクラスだからだよ。」

いじめられている私に平然とコーヒーを飲みながら言った。

(えっ、同じクラスの人だったの?!)

たしかに、見たことはあるようなないような

七瀬くんはクラスの中でちょーイケメン。

(蒼もイケメンだよ笑)

そして、蒼の親友だあるんだ。

になのになんで助けてくれたんだろう……)