私が頂点に幾たびに指が増やされていく。
けして私が痛くないようゆっくりゆっくりと。

大きな頂点が訪れたあとそっと彼の指が抜かれる。


「良く、頑張りました。」
彼が優しく頭を撫でながら微笑む。

「えっ、だって龍人くん、まだ…」

「痛い思いさせないって約束したでしょ?ゆっくり、進んでいけばいいじゃん。
ね?」

「でも、これじゃ、わたしばっかり気持ち良くなって」

「クスっ気持ち良かったんだ?それなら良かった」

「違っ…違うくないけど…」

完全にからかわれている。
7才も年下の彼に。

「本当に私は龍人君にも、気持ち良くなって欲しいの。私で良いならして下さい。」

「そんなの、言われたら理性もたないじゃん。でも、本当にちょっとでもいたからすぐ言うこと。わかった?」

「うん。」