「はいこれ」

「サンキュー」

夏樹のお弁当を作るのは私の仕事。

夏樹は県外から弓道の推薦でこの高校にやってきたから今は一人暮らし

そのことを付き合い始めてから知り、もともとお母さんが看護師で夜勤が多かったため、自分でお弁当を作っていた私は夏樹の分も作ると提案した

「ん、これうまい」

「ほんと?前にもおいしいって言ってたからまた作ってみたの」