あたしのオキテ-切なくて、でも忘れられない

もしかして、またあいつ?



うん



この間、彼女といたのみたじゃん、また会ったの?




うん




で、また都合のいい女やってるんだ。



やってる。あ、ううん、やってない。もうあたし、セフレの価値もないみたい。完無視だ。



最低だな、そいつ



そうなのかな、理解できなくてさ、それで、はまっちゃうのかな?




そうかもなあ




あたしと会ってるときは、これ以上ないくらい、愛されてるような気がしちゃうんだよね。





へ?なんで?




目がそう言ってるんだもの




いいながら、恥ずかしくなってきた。あたし、やばいな。でも本当に、好きじゃなきゃできないような、うっとりとした目であたしを見るのは、翔くんだけなんだ。




それは、みこがいい女なんじゃないの?ベッドで





そう言ってから、湊くんは赤面した。