"「俺達、付き合おう」
唐突の言葉に私は出る言葉もなくただ裕司を見ていた
「...はっ?!」
食事をしようとした手を止めて口をポカンと開けて変な声を出してしまった
「なに?
頭、大丈夫???」
こんがらがった頭のままでそう聞くと裕司は微笑みながら
「ん、大丈夫だよ」
と頬図会をついて答えた
「いや、あのさ...
別に、婚約者だからいいけど...
いや、でも、
年だって2つ違うわけだし...」
なんて口ごもっていると裕司は俯いている私を覗き込んで
「ね、音乃、なんとかなるから...
笑って?ね?」
そう言われて私はそっぽを向きながら
「別に、付き合ってもいいけど...
でもほら、結婚は出来ないとかなんとか言ってたじゃん?」
と、苦し紛れに言うと裕司は笑いながら
「うん、けどね
なんとなく音乃と一緒なら楽しいだろうと思って...」
そう言った裕司の顔が少し寂しそうに見えたのは…
ずっと、秘密だ…"

