"学校に行くとクラスに音葉が来た
「おい!
裕司!」
怒ったような口調で近寄ってきた
俺と音葉が通っている学校は小〜大までエスカレーター式の学校だ
皆はまた始まったというように見ていた
金持ちかものすごく頭のいい人しか入れない学校だ
「なんすか?」
そう聞くと音葉は咳払いしてから
「お前、約束破ったろ?」
そう言われて上を見ながら
「え〜
何のことですかね〜」
なんて言うとふざけんなとでも言いたいような凄い顔で睨んできた
「ごめん、けど...
先輩、受験なんてしないんだから忙しい振りしてないでちゃんと何をするのか決めるべきだよ?
ただでさえ頭悪いのにもっと悪く見えるよ?」
そう言うと引きつった笑顔で
「ご忠告どうも
けどな!
大きなお世話だ!
俺は天才だから」
そう言われて俺はめんどくさくなって本を読み始めた
「おーまーえー!
ちゃんと聞けよ!」
そう言われてめんどくさいと思いながら
「先輩さー
結局何の為にここに来たの?」
そう聞くと音葉は言葉を濁しながら
「いや、大したことではない...
けど...
いや、別に音乃の事なんて心配じゃねーし
何してようと、何を考えていようと関係はない」
そう言うから
「元気でしたよ
俺もあなたも嫌われてますけどね
今日も行きますけど一緒に行きますか?」
そう言うと音葉は
「はぁ?
俺はそんなに暇じゃねー
妹なんてどうでもいいし
聞きたいとも言ってねー
もう2度と喋んな!」
そう言いクラスを出ていった"

