「リサ」

あの懐かしい声が、後ろで響く気がした。
少しまで、遠かった距離が…


『リョウタぁ…!』

「ごめん、遅くなった…」


もう一度抱きついた君は、暖かかった
この温もりをもう離したくないの

涙を流せば 君は困るから。伝い始めていた涙を拭いた

『ねぇ…』