ささやかな執事の恋心

────校門を出ても車が無い

「遅かったですね。」

「ごめんね〜」

「じゃぁ、行きましょうかお嬢様……え?」

れーくんびっくりしちゃった

だって瑠花いきなり立ち止まったんだもん

「れーくんがタメ口になって名前で呼んでくれるまで動かない」

「お嬢様、いや、瑠花ちゃん行きましょう」

手を瑠花の方に伸ばしてきたれーくん

「え?」

「手、繋がないの?恋人同士じゃないの?」

「繋ぐ!繋ぐ!車は?」

「先に帰ってもらったよ。歩いて行ったほうが瑠花ちゃんといっぱいいれるしね」