「鈴乃!タローのお散歩行ってきて!」 「えー!!!」 …とは答えたけれど…やる事もないし、暇だし……。 橋本君の事を忘れるのにも、丁度いいかも。 そう思い、 「じゃあ行ってくる!」 と言い、家を出た。 タローは、この寒さにも負けない位元気。 「タロー。。その元気、私にも分けてよ…。」 そう言うとタローは、あげる! と言うかのように、ワンッとほえたのだ。 「かーわーいーい!」 そう言い微笑むと、タローは急に走り出した。 気をつかってくれたのかな?