隣の市へ引っ越したと言っても
たいした距離ではない。
そのため母に送ってもらい、
樹のマンション周辺の公園で遊んだりしていた。
引っ越してからも、とても仲良かったのだ。

 小学校三年生のある日・・・

「 すきです!けっこんしてください。」

りょーにそう言われた。

私はおかしかった。

「ハハッ、けっこんって早いよぉ笑」

りょー「 え? 」

「 でも大人になったらいいよ! 」

私はそう答えたのだった。
初めて告白された。
正直、告白など分からなかった歳だったので
好きというのは友達に言う好きだと思っていたのだ。