「レイカさん、『村田チヒロ』って人、知ってますよね……?」
「……し、知ってる………………」
「……ごめんなさい!!」
「え……?何でいきなり謝るの……?」
「ごめんなさい!!ごめんなさい!!ううっ……いつも私のお姉ちゃんがひどいことしてごめんなさい……!!」
「え……ね、ねぇ。君は、一体…!?」
「……私、村田アヤハ、五年生です。
第三小学校に通っています。
あなたをいつも痛めつける『村田チヒロ』の妹です……。
お姉ちゃん、いつも言ってるんです。
『キモエロオタクのレイカウケるー』
とか、
『レイカ、明日も痛めつけてやる……!』
とか……。
お姉ちゃん、病んでるんですよ……。」
「お姉ちゃん、小学生、いや、保育園の頃から、人をいじめて傷つけるのが大好きなんです。」
「小学3年生でお姉ちゃんが起こしたいじめで、初めて相手が自殺したんです。
お姉ちゃん、とても嬉しそうでした……」
「それから……お姉ちゃんが起こすいじめは、たくさんの人を死なせてしまって。」
「3年生から……」
「相手が自殺したら、その遺体を一番に見つけて……」
「写真に残したり、踏みつけたり、殴ったり。ひどいときには、肉や臓器を取って、焼いたり揚げたりして食べるんです……」
「え……」
怖い……
不気味だ……
「お姉ちゃん、保育園に入る前から、お母さんに虐待されてたんです。お父さんはまだ虐待が始まる前に死んじゃったそうですが……」
「私は、暴力は受けていませんが、お母さん、服は買ってくれないし、ご飯は少ないし、無視されるし。でもそんなのずっとまっしです。」
「お姉ちゃん、お母さんからの虐待のストレスを、他人をいじめることで発散しているんです。スマホを持ちはじめてから、それはもっとひどくなりました。」
「友達がいなさそうな子を狙って、ライン交換をして、『既読スルーはナシね』って約束するんです……それで、とても返事が出来ないような内容のメッセージを送る、って……」
「……」
その通りだ……
この子は、ホントにチヒロちゃんの妹なんだ……
「……」
「……」
「ね、アヤハちゃん、あそこの公園のベンチにでも座って、話そ?」
沈黙を突き破るために私はそう言った。
「レイカさん……はい、そうしましょう。」
「……し、知ってる………………」
「……ごめんなさい!!」
「え……?何でいきなり謝るの……?」
「ごめんなさい!!ごめんなさい!!ううっ……いつも私のお姉ちゃんがひどいことしてごめんなさい……!!」
「え……ね、ねぇ。君は、一体…!?」
「……私、村田アヤハ、五年生です。
第三小学校に通っています。
あなたをいつも痛めつける『村田チヒロ』の妹です……。
お姉ちゃん、いつも言ってるんです。
『キモエロオタクのレイカウケるー』
とか、
『レイカ、明日も痛めつけてやる……!』
とか……。
お姉ちゃん、病んでるんですよ……。」
「お姉ちゃん、小学生、いや、保育園の頃から、人をいじめて傷つけるのが大好きなんです。」
「小学3年生でお姉ちゃんが起こしたいじめで、初めて相手が自殺したんです。
お姉ちゃん、とても嬉しそうでした……」
「それから……お姉ちゃんが起こすいじめは、たくさんの人を死なせてしまって。」
「3年生から……」
「相手が自殺したら、その遺体を一番に見つけて……」
「写真に残したり、踏みつけたり、殴ったり。ひどいときには、肉や臓器を取って、焼いたり揚げたりして食べるんです……」
「え……」
怖い……
不気味だ……
「お姉ちゃん、保育園に入る前から、お母さんに虐待されてたんです。お父さんはまだ虐待が始まる前に死んじゃったそうですが……」
「私は、暴力は受けていませんが、お母さん、服は買ってくれないし、ご飯は少ないし、無視されるし。でもそんなのずっとまっしです。」
「お姉ちゃん、お母さんからの虐待のストレスを、他人をいじめることで発散しているんです。スマホを持ちはじめてから、それはもっとひどくなりました。」
「友達がいなさそうな子を狙って、ライン交換をして、『既読スルーはナシね』って約束するんです……それで、とても返事が出来ないような内容のメッセージを送る、って……」
「……」
その通りだ……
この子は、ホントにチヒロちゃんの妹なんだ……
「……」
「……」
「ね、アヤハちゃん、あそこの公園のベンチにでも座って、話そ?」
沈黙を突き破るために私はそう言った。
「レイカさん……はい、そうしましょう。」
