既読スルーはナシね

「うわぁぁあぁぁあぁんっ!!」


「キャハハ、レイカちゃん泣いてる。」

「ウケる~。マジで信じてたとは思えなかった~。」



今冷静に考えてみると、わかる気がする。


だって、4年の遠足、グループ作りの時、アキは私に見向きもしなかった。

普通親友なら、優先して入れてくれるはず。


修学旅行の遊園地のペア決めも。
その時私の席はアキの斜め左前だった。
こんなに席が近ければ、いくら人気者のアキでも、私とペアになっても全くおかしくない。

しかも、私がアキに『アキ、ペア……』といいかけたら、アキは……


『モナコ~!ペア組も~!』って。













確かに、親友とは…………いえない………………。


今さら気づく私が、情けない。