高校一年生の秋。
私は今井レイカ。お父さんの仕事の都合で転校することになり、今、教室に入ったところ。
懐かしいうわぐつ。なんだか落ち着かない!!小学校以来だ。中学と転校前の高校はスリッパだった。
慣れない教室。ボロい。ここはそんなに田舎ではないのに。
なんかこういう校舎、ゲームで見た!
あ、ちなみに私、オタクです。
前の高校では、初日でオタクがばれてしまって、(休み時間にアニメ生写真が入ってるファイルの中身を全て落としたから)ずっとぼっちだった。
歩くたびにギシギシ聞こえる。それじゃまるで私の体重が重いみたいじゃん。
「転校生を紹介するぞー」
黒板に自分の名前が書かれる。
ざわざわ……
「自己紹介してくれ」
自己紹介……!!
これ、転校生ならば運命の瞬間だよね!?
ここで……ミスったら……
人生終わり!!……ではないけど……
っとにかくそれくらい大事!自己紹介!
「…………ワタシハ……今井……レイカ……で、でしゅ……」
お、おい!『でしゅ』……!?
「うっわー……」
「ある意味すげーの来た……」
「なんかきもくね……?」
そのとき、一番前の席の二人から声が聞こえた。
「『でしゅ』ってさ、ドジっ子アピじゃない!?」
「絶対ぶりっ子だよ!きもー!!」
あのー……普通そういう話はもっと小声でしてくれませんかねー……
じゃなくて!!
人生……じゃなくて……
高校生活終わったーー!!
私は今井レイカ。お父さんの仕事の都合で転校することになり、今、教室に入ったところ。
懐かしいうわぐつ。なんだか落ち着かない!!小学校以来だ。中学と転校前の高校はスリッパだった。
慣れない教室。ボロい。ここはそんなに田舎ではないのに。
なんかこういう校舎、ゲームで見た!
あ、ちなみに私、オタクです。
前の高校では、初日でオタクがばれてしまって、(休み時間にアニメ生写真が入ってるファイルの中身を全て落としたから)ずっとぼっちだった。
歩くたびにギシギシ聞こえる。それじゃまるで私の体重が重いみたいじゃん。
「転校生を紹介するぞー」
黒板に自分の名前が書かれる。
ざわざわ……
「自己紹介してくれ」
自己紹介……!!
これ、転校生ならば運命の瞬間だよね!?
ここで……ミスったら……
人生終わり!!……ではないけど……
っとにかくそれくらい大事!自己紹介!
「…………ワタシハ……今井……レイカ……で、でしゅ……」
お、おい!『でしゅ』……!?
「うっわー……」
「ある意味すげーの来た……」
「なんかきもくね……?」
そのとき、一番前の席の二人から声が聞こえた。
「『でしゅ』ってさ、ドジっ子アピじゃない!?」
「絶対ぶりっ子だよ!きもー!!」
あのー……普通そういう話はもっと小声でしてくれませんかねー……
じゃなくて!!
人生……じゃなくて……
高校生活終わったーー!!