大空へ向かって



嘘…。



小坂君は アメリが好きなんじゃ無いの??




「今は、そんな気持ちになれないし…。っていうか、アメリは??」




「別れた。」



「そんな事、知ってるよ!!!!!!!アメリの事、好きなんじゃ無いの??」




「好きだよ…。」



「じゃあ、麗美に何でこんな事言うの??」




「俺は、入学した頃から、麗美が好きだった…。それで、アメリに告られて。麗美に近づくチャンスだと思ってOKしたんだ…。でも、付き合ってる間に、アメリに本気になって…。」




じゃあ、アメリを利用してたって事??




「麗美、小坂君がそんな人だとは、思わなかった…。最低だよ…。」




それだけを言い捨て、学校を出た。




何で??


何でなの??




栄助に 素直に言いたかった…。



ただ、焼きもち妬いただけなのに…。