大空へ向かって





栄助…?




君は今、何をしていますか?




誰を想っていますか?




苦しくないですか?




まだ…好きで居ても…




良いですか?




沈黙の中、お母さんが口を開いた。




「麗美…お母さん、麗美の気持ちは凄く良く分かるよ?産んで欲しい。出来る事なら産んで欲しい。…でも」




でも?