大空へ向かって





悔しくて悔しくて




涙が止まんなかった。




「栄助…ごめんね……麗美汚いね…」




そう呟きながら、皮膚がヒリヒリするまで




体を擦った。




気持ち悪い……。




お風呂から出てすぐに吐き気に襲われた。




急いでトイレに駆け込み、吐く…




気持ち悪い…




あの恐怖…




一生消えないだろう…




麗美は
ある決心をした。