大空へ向かって





…ごめんね。




本当にごめんね。




麗美は肩を震わせながら




家に向かって




歩き出した。




栄助…君の事、




好きだったよ?




大好きだったよ?




麗美の初恋…もう




忘れるね…。




きっと栄助に




嫌われる。




汚れた女だと思われるのは



嫌だよ。




だから…ごめんね。




好きだよ。




今までありがとう。