―デートの日




この日は きっと麗美が生涯忘れる事が




出来ない。




運命の日。




目が覚めた。えっ!?12時30分!?




約束の時間は12時30分......




ヤバいっ!!




いつも待ち合わせの10分前には




家を出てるのに...!!




ザーザー




きっとこの雨の音が目覚まし時計の音を




消したのだろう。




麗美は急いで服を着替え、顔を洗い、




歯を磨いたり...




ご飯は食べなかったが予想以上に時間がかかった。




もうすぐで1時だ...




栄助、めちゃめちゃ待ってるよね?




電話をした。




プルルルル




麗美は靴を履きながら栄助に電話した。




待ち合わせ場所は公園だから すぐに着くけど




雨だから
遅くなりそうだし...




【麗美!?】




雨の音で よく聞こえないけど...




【ごめん...寝坊しちゃって...今から行くね】




【オッケー。急がなくて大丈夫だからな!】




この時、この言葉の通りにすれば




良かったんだ...




そう
急がなかったら
良かったんだ...