「麗美!!」




栄助とバイバイして 1人で帰っていたら




後ろから声がした。




振り向いたら、小坂君が息を切らして




走ってきた。




「小坂君!?」




「ちょっと話あるから来てほしいんだけど...」




麗美は 返事を返す間も無く腕を引っ張られて




空き地らしき場所に連れていかれた。




「痛いってば!!」




麗美は 腕をおもいっきり振り払った。




「ごめんな!!」




小坂君は 麗美の頭をくしゃくしゃっと




撫でてくれた。




麗美の顔が、カァァっと熱くなる。




「はっ話って??」




麗美は 平然を装い、話を切り出した。




「嫌...その..前、俺最低な事言って中途半端だったじゃん!!」




「え...??」




「だから!!はっきり言うけど...俺は麗美が好きだから!!この気持ちは変わらないと思う!」




面と向かってはっきり言われた...




小坂君は 本当に真っ直ぐだね...




麗美、勘違いしてたよ?




アメリの事を利用しただけの人だと思ってた




「栄助なんかに負けねぇから!!栄助とは、昔からの親友だけど...俺の気持ちは変わらねぇから」




「ありがとう!!小坂君惚れ直した!!」




「マジで??俺の勝利?」




「友達として....ね!!」



麗美がそう言い終えたら小坂君が麗美を




抱き締めた