「麗美、チューしようとしただろ??」
「してないよ!」
「何であんなに顔近くて、抱きついてんの??」
「寒いから!」
「あっそ。これで我慢しろ!!!」
栄助が麗美の首筋にチュッとした。
「ひゃぁ!」
「驚きすぎ!」
麗美は サッとメガネをかけて、洗面台に行った。
「麗美、メガネかけてると何か変!!!」
「うるさい!栄助視力良いからって!」
麗美は 顔をバシャバシャ洗ってコンタクトを付け、歯を磨いた。
栄助は 寝癖だらけのまま、キッチンに行って 困った顔をしていた。
「麗美、朝飯どおする??」
「えっ…。麗美作ろうか??」
「嫌だぁ。まずいし」
「失礼な!」
「俺、顔洗お。」
栄助は 眠そうに頭をかきながら、洗面台へ行った。
朝御飯どぉしよ…。
麗美が作ると栄助がうるさいし…。
「マジで朝御飯どおする??」
「しーらね!」
栄助は そのまま麗美をソファーに押し倒した。
「え…??麗美、下着着けてないし…。」
「気にすんな!」
普通に気にするよ〜!
栄助は 麗美のパジャマを捲って、もう隠す事すら出来ない…。
「変態。」
「昨日我慢したから良いじゃん。」
「昨日我慢しても今日したら意味無いよ??」
「なら辞める。」
栄助がすねながら、麗美のパジャマを戻した。
「良いよ。しても!」
栄助は 黙ってソファーに来て、続きを始めた。
栄助は 耳元で何度も好きと言ってくれた。
こんな幸せは、長く続かなかった…。
