そのまま、クリスマスに近づく…。




―12月



雪も降らない真冬。


ホワイトクリスマスが良いなぁ…。




瑠理とアメリと麗美の3人で遊んでいた時だった。




「地味にさぁ。こん中で彼氏居るの麗美だけだし…。クリスマス友達とか虚しいよぉ!」




アメリと瑠理が嘆いていた。



普通に麗美よりお前らモテるくせに。




「栄助にクリプレ何あげんの??」



「まだ決めてないし…。」



「早くしなよぉ!もう少しでクリスマスだよ。」




「何が良いかなぁ??」




「あたしら、関係無いしぃー!」





っていうかマジでプレゼントどうしよう…。





―ある日の放課後




「麗美〜♪良いニュース!」



「何??」



「イブの日、母さん友達と旅行だから、二人で過ごせる!」




麗美の表情が、ぱぁぁっと明るくなった。



「マジで!?今まで、二人でお泊まりは、したこと無いもんね!」




「イブ楽しみだな!」



「うん!栄助ちょっとしゃがんで。」




栄助は 足を曲げて栄助の顔は麗美のおでこの近くに来た。




麗美は ちょこっと背伸びして、



チュッ




「え??」




栄助の顔が少し赤くなった。



麗美は 耳まで熱くなって、



「変な意味じゃ無いから!」



麗美は バーと走って家に帰った。