「冗談だよ!」



麗美の額に軽くデコピンをした。




「あっ!!!!!夜は、ありがとね。」




「何が?」



「一緒に寝てくれたじゃん!」



「あー!麗美、寝相悪いから、俺が眠れなかったし…。」




「マジで!?」



「嘘。」



「良かったぁ…。」




麗美は めちゃくちゃぐっすり眠れたんだけど…。





「栄助、髪伸びたね!超カッコいい!」




「そ??切ろうと思ってんだけど…。」




「うーん。どうでも良いや!」




直ぐにトモヤが帰って来た。



「トモヤ!!!!」




「ごめん。補修行ってたぁ…!」




「俺らも補修!」




「マジで!?ジュース奢るからさ!!!」




トモヤが焦る所なんて、初めて見た…(笑)





この後は 毎日補修を頑張り、春休み後半は


栄助と 一度も会わずに過ごした。





始業式…