大空へ向かって



「あーーー!」



朝1に麗美が叫んだ。





「耳痛い。」




横から、栄助がムクッと起き上がる。






「補修って1時からだよね??」





「そうだよ。まだ余裕だろ…。」




眠そうにあくびをしながら言う。





「今、2時…。」





沈黙。



だんだん二人の顔が青ざめてきた。






「ギャー!」




1時に間に合わなかったり、サボったらトイレ掃除。




二人で叫びまくってたら、ある事に気付いた。





「皆が居ない!!!!」




テーブルの上に手紙らしきものが、置いてあった。





『麗美&栄助へ


ごめんねー!二人共起きないから、先に帰ります。


トモヤが帰るまで家で留守番ねぇ。


皆より。』






はぁ!?!?



二人共 頭の上に、?マークが合った。





補修は?


トモヤは??





「栄助!今すぐ、トモヤに電話してーー!」





二人は 理性を失い頭がおかしくなってきた。