「ちぃーすっ!!!」




「麗美、今日お洒落してんなぁ…。」





スカートの丈も気にしつつ、少し嬉しそう。





「麗美だってお洒落位するもん!」





「いつもジャージのくせに!」




「うっさいなぁ!栄助も言えないじゃん!」



栄助は いつもTシャツにジーパンとか、スエットとか…。




イケメンだから、着飾る必要無いんだなぁとか、思うけど、もう少しお洒落してほしい。



喋ってたら、友達とか皆が来た。



「皆、遅すぎだしぃ!」



そんな事を言いながら、部屋に行く。




個室だと、さすがに30人はキツいから、パーティー用の部屋に行った。



メンバーの中には、初対面の人も居る。




部屋に入り、皆が それぞれ、好きな曲を入れる。



栄助だけは、入れて無かった。



「入れないの??歌おーよぉ!」



「嫌だぁ!俺、音痴だもん!!!!!」




「マジで!?超意外!」



「そぉだよぉ!こいつの、歌の下手さ、ハンパ無い!」



口出ししてきたのは、栄助の地元の友達。



「超聞きたいんだけど。」

麗美は、爆笑した。



「えっ…!?もしかして、栄助の彼女!?」


栄助が麗美の肩に腕を回して、



「そー!俺の彼女の麗美!」



「えー!?」



栄助の地元の友達は 結構居て、全員がびっくりしてた。



そんなにびっくりする?


そんなに不釣り合い!?



「栄助、優しい?」


いきなり質問してくる子は里沙。




第一印象は、大人っぽい子だった。





でも、明るくて優しい子。



「…うん!たまに意地悪なんだけどね!」





「どっちから、告ったの?」




「栄助、ですけど…??」




「マジで!?栄助、女の子の好み超変わってんじゃん!」





「えっ…!?」