「麗美、アメリの話、聞いてあげなかったよね…。ゴメンね…。」





「そんな事気にしてんの!?バッカじゃーん!」





「意味分かんないし!!!!!!!!!!」





普通に話せて良かった…。



―放課後。




「栄助!アメリと仲直り出来たんだよぉ♪」




「良かったなぁ!」



栄助が優しい笑顔で微笑む。





「小坂君って結局、誰が好きなんだろ…。」





「アメリって言ってた!」


「マジで!?」




「麗美が好きだったのは、過去の話。」




「安心したっ!」





ギューッ。



「ばぁぁか。」



「あん?ケンカ売ってんのか??」




「違うもん!」




もう、春だと思わせられる、綺麗な温かい青空が広がった空。





春は 麗美の大好きな季節。