続く弊害として、例えば貴女が既婚者で旦那さんに内緒で東夷くんクローンがどうしても欲しくて、頼んだとする。

財力があれば愛人のようにマンションにかこう事も出来るが、無理な場合、旦那さんが家にいる時だけ、どこか預かってくれる友人がいるなら頼めばいいだろう。

しかし、東夷くんクローンが届くのに時間指定しておいたのに、手違いで旦那さんのいる時間に届いてしまう。他にも、友人に預けている東夷くんクローンが愛する貴女会いたさに、旦那さんがいる時間帯にやって来てしまう。

この事による弊害予測として、離婚する家庭が増えるということ。しかし、まだ家庭内で弊害が起きているうちはまだいい。

東夷くんクローンは量産型で、もし、需要に対して供給が追い付かない場合の弊害として考えられる事。間に合うように慌ててクローンを培養して作ってしまうと、【欠陥品】がどこかで出来てしまう。

東夷くんクローンは、オリジナルである東夷くん本人を忠実にコピーして作っているのに、慌てて作ると、性格が違ったり、見た目が多少違ってきたりする。

そして、逆の問題として希望する東夷くんクローンより、生産する数の方が増えてしまった場合のことを考えてみることにする。

政府により過剰に生産した分の東夷くんクローンは、回収されるかもしれない。しかし回収しきれない場合、東夷くんクローンが街に溢れて野良犬のように、野良クローンと化して街を徘徊するだろう。