入学式。
「生徒会長あいさつ。中村颯汰(なかむらそうた)さん、お願いします。」
「はい。」
すっと透き通る様な返事の声とともに、
颯汰は席を立ち、すらっとした長い足で
ステージに上がっていく。
顔はもう、イケメンという言葉では足りないぐらい、整っている。
歓声は無くとも、女子たちの目の色が
変わったのが分かる。
「えー...、皆さん、ここ東桜(とうおう)高校に入学していただきありがとうございます。そして、おめでとうございます。」
この、とてつもない滑舌の良さと、ちょうどいい言うスピードに周りの空気が変わった気がした。いや、
変わった。
そして私には、
世界が変わったように見えた。
「生徒会長あいさつ。中村颯汰(なかむらそうた)さん、お願いします。」
「はい。」
すっと透き通る様な返事の声とともに、
颯汰は席を立ち、すらっとした長い足で
ステージに上がっていく。
顔はもう、イケメンという言葉では足りないぐらい、整っている。
歓声は無くとも、女子たちの目の色が
変わったのが分かる。
「えー...、皆さん、ここ東桜(とうおう)高校に入学していただきありがとうございます。そして、おめでとうございます。」
この、とてつもない滑舌の良さと、ちょうどいい言うスピードに周りの空気が変わった気がした。いや、
変わった。
そして私には、
世界が変わったように見えた。