どうしたの?お兄ちゃん…。なんか、変だよ。


「愛夢。慰めて…。」

「へ?どう言う意味?」


後ろを見ようとしたとたん、口をふさがれて、喋れなくなった。


犯人は、昌嗣お兄ちゃん。


そう。お兄ちゃんが、ウチにキスをしたんだ。


「ンッ!……。」


え?どうなってんの?

なんで、お兄ちゃんが、ウチなんかとキスしてんの?



お兄ちゃんが、ウチの唇から、自分の唇を離した。


「お兄…ちゃん…?」

―――ドサッ…


ウチは、お兄ちゃんのベッドに押し倒された。


「愛夢……。」


やめて。

そんな、可愛い顔で見ないで。