楽しかった臨海学校も終わり。
夏本番!!
ってことで明日から夏休み。
今日は終業式で、見たくもない通知表をもらってきた。いらない。
「沙凪!帰ろ。」
「うん!」
最近、ダベり活動しかしてない天文部の4人で一緒に帰る。
部としての活動はしてない。
今日の話題はもちろん通知表。
「詩織の見せてよ。」
ニヤニヤしながら瞳が詩織を肘でつつく。
「詩織って頭いいの?」
「もち。」
こっそり聞くと首を縦にぶんぶん振る杏子。
「さっさと出す!」
「なんでよ!」
「渋るな!」
瞳に半ば無理やり鞄の中から通知表を奪われた詩織。
「見ていい?」
「いいけど…。」
詩織がそういうなら見させてもらおう。
瞳が手に持つ詩織の通知表を杏子と3人で覗き込んだ。
んだけど。
驚愕。