シンデレラタイム



「あ、つうかさ、お前部活は?」

「へ!?」


おじさんからの唐突な質問にあたしは素っ頓狂な声をあげた。



「汚ねえ。」

「ごめんなさい。」


夜になってもホットプレートのプラグは抜かれることなく、帰ってきたおじさん含めて全員でテーブルを囲んでいる。

メニューはお好み焼き。



「部活入んねえの?」


まだ考え中だけどな〜〜。



「入るつもりではいるけど、これって決めてはないかな。」

「そうか。楽しけりゃ何でもいいけどよ。」



相変わらず適当だな。


でも部活か…。明日みんなに聞いてみよう。




「おじさんは高校のとき何部だったの?」

「ソフトボール部。」

「……へえ。」



どうりで上手いわけだ。