幼い頃、シンデレラに憧れるあたしに、育ての親であるおじさんはこう言いました。 『ガラスの靴なんてねえよ』 …なんてジジイだ。 そりゃ、あたしだってシンデレラになれるとは思ってないけど。 夢がない大人になんてなりたくない! なんて思ったっけ。 でも、当時の何も知らないあたしに教えてあげたい。 皮肉にも、その通りだと。