『そうと決まったら休憩短めにして、
ご飯ゆっくり食べない?♪』
『そうですね。時間どうします?』
『じゃあ15分ぐらいは?』
『そうですね。じゃあ15分で。』
『……OK♪……
俺はここで休めばいいから♪』
『あ、じゃあ私もここに、
居ていいですか?』
『いいよ?ここでいいの?』
『はい♪』
『……OK♪……
じゃあ飲み物持ってくるね♪
何がいい?』
『あ、すみません。
じゃあアイスコーヒーありますか?』
『あるよ♪
じゃ行ってくる♪』
『有り難とう。』
-パタッ-
暫くして彼が、
飲み物を持って来てくれた。
『……はい♪……』
『有り難とう。』
『……ねえ?……隣座っていい?……』
『……え?……』
『……だって……
なんか正面だと、
仕事の延長みたいじゃない?』
……成る程!……
確かに一理ある!
『……あ……
そうね。いいわ。』
『サンキュー♪』
そう言うと彼は、
眩いばかりのキラッキラの、
笑顔で私に微笑み掛けた。
……ああ~!……止めて~!
なんなのその笑顔!反則でしょー!
……ダメだ……マジで私心臓、
持たないかも~!
すると5分もしないうちに彼が……
『……わりィ……膝枕して~♪』
と、私にとんでもない事を言って来た。
『……えっ?……
あ、あのちょっと!』
私が言葉を最後まで、
言い終わらないうちに、
彼は瞬く間に私の膝の上に頭を、
乗せていた。
『……マジ……ごめんな?
友達と昨日徹マンしてなんか、
空虚に寝みー!
休憩終わったら、
ちゃんと起きるから~~~』
『……あ、あの……えっと……』
暫くすると彼のかすかな寝息が、
聞こえて来た。
……仕方ないな……貸してあげよう。
疲れてるのね……
私は仕方なく彼に膝枕をして、
あげる事にした。
……だけど……
こんな綺麗な顔して麻雀やるなんて、
凄い意外だった。もしかして彼は、
見かけに寄らず、
不良さんなのかしら~?
