病院 side園田


「園田先生、救急でこちらに自転車事故の方が運ばれてきます」


看護師の早月がいつものように患者の容態を説明してくれる


「わかりました 点滴とベットの用意お願いします」


「わかりました 橘さんベットの準備お願い」


ここが私の仕事場でいつも戦場であるが、時にはあまり忙しくない日があり今日はその忙し


くない日だ。


「園田先生今運ばれてかきます」


ストレッチャーと音がうるさく廊下の方からどんどん大きくなってきた


「もう痛くねえって!だから早く家に帰してくれよ」


ストレッチャーで運ばれてきたのは青年で文句を言いながら入ってきた。


「これどうしたんですか?」


私はとても丁寧応急処置されていて驚いて、私は青年に尋ねた


「俺にボール当てた男がやったんだよ」


「ボールを当てた?事故じゃないの?」


「何言ってんだよ!俺は事故なんてしてない」


青年はムスッとしていた。私は気になり救急隊の人に現場の様子を聞こうとした


「彼奴らだよ!俺を怪我させたの」


青年が指差す方向に二人の男が立っていた。


「すいません 点滴お願いします」


看護師に頼み、私は二人の男の方に向かった


「すみません」


二人の男が振り向いた。 一人は背が高くもう一人の方は少し背は低いが二人共スラっとしていた


「はいなんでしょうか?」