誰もいない教室。
チョークを握り、私はこう書いた。

「ありがとう、大好きだったよ」
書いた文字をみて私は涙を流す。

楽しかった時間はもう戻らない。
それでも私はあの人に恋をしていた。たとえいけないとわかっていても。
誰が何といっても私は決して忘れない。
あなたを好きになったことを。