緑ペンで必死にかいてる。
あっもしかして好きな人の名前を書くとかそういうやつかな?
「…航平?」
ゆきちゃんが勢いよく振り替えって、私の口を押さえる。
「だっだめ!」
よかった、君は気づいてない。

…昼休み 
「単刀直入に聞くよ?   
 ゆきちゃんは航平が好きなの?」
こくんとゆきちゃんがうなずく。
「ねぇお願いがあるの。」
「うっ、うん。」
「私の恋を応援して!」